小児科・アレルギー科
さかもと小児クリニック
〒223-0053
神奈川県横浜市港北区網島西2-7-2 第7吉田ビル5F
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アトピー性皮膚炎

原因

原因

アトピー素因を背景とする湿疹性の皮膚炎。

脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)や、慢性湿疹(まんせいしっしん)といった名前でよぶこともあります。

アトピー性皮膚炎のこどもは健康そうにみえる部分の皮膚も、なんとなくザラザラしているのが特徴です。

重症になると全身に病変が広がり、かゆみが強くなり、日常生活が制限されることもあります。

生後まもない赤ちゃんで顔や頭に湿疹ができているのは、アトピー性皮膚炎の可能性もあるため、専門医に相談してください。

主にアレルギー(ダニ・ハウスダスト・食物など)が原因で、乳幼児期に発症する場合が多いです。

また、皮膚が弱い(皮膚バリアーの低下)などの非アレルギー性の場合もあります。

アトピー性皮膚炎の皮膚には、黄色ブドウ球菌が検出されることが少なくありません。その結果、細菌感染を起こし、炎症の増悪を起こします。

治療

おうちでは、いかに上手なスキンケア(細菌やアレルゲンなどの除去)をおこなえるかが、ポイントになります。

病院で症状にあった軟膏(保湿剤などの副作用のないもの)を処方してもらい、指示通りに使いましょう。

軽症であればこれだけでも改善されていきます。

アトピー性皮膚炎のお子さんは、肌のバリアが低下しており、そこから食物やダニなどがつくことにより、食物アレルギーや喘息などを引き起こすことがわかってきています。そのため、乳児期よりスキンケアー(保湿)をしっかりとする必要があります。

中等度から重症の児には、必要であれば血液検査などでアレルゲンを確定し、専門医のもとで適格な食物除去療法が必要となります。

また、アトピー性皮膚炎児の約50パーセントに食物が関与しているといわれています。長く症状が続く場合には、アレルゲンを調べてみるとよいでしょう。

おわりに

おわりに

アトピー性皮膚炎は個々に非常に多様で、しばしば乳児湿疹との鑑別が問題となり、その対応の仕方がポイントとなります。

そのため、あせらず、ゆっくりと時間をかけて治療を行うことが必要です。

特に小児の皮膚(乳幼児)は非常にデリケートなため、種々の刺激(アレルゲンや物理的な刺激など)が大敵となります。

皮膚をきれいにつややかに保つために、私どもクリニックでは、徹底的にスキンケアー(bathe-wash out療法)を指導して、そのうえで軟膏処置指導をしていきます。

これだけでもかなりの割合でお肌がきれいになる児が多いです。

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さかもと小児クリニック

院長
坂本 泰寿
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